登録販売者になるには?

登録販売者は、あなたが住んでいる各都道府県で行われる資格試験に合格し、都道府県知事の登録を受けることによって、初めて有資格者と認められます。

登録販売者の受験資格

平成27年以前まで、薬科大学や薬学部を卒業、もしくは高卒程度で1年間ないし4年間の実務歴がある人にしか受験資格がありませんでした。しかし、平成27年度~、学歴・年齢・実務歴は問わず誰でも受験できるようになり、多くの受験者が登録販売者の試験に挑んでいます。

その後、活躍するには実務経験が必要になってくる

注意しなければならないのは、登録販売者の資格試験に合格して都道府県知事から登録を受けただけでは、店舗管理者の代行者にはなれないほか、登録販売者として活躍する上で制限をうけます。それらの枷を外すには、過去5年以内に実務経験が2年あるか、なければ、在籍している職場の薬剤師、もしくは2年以上実務経験のある登録販売者の指導のもとで2年間経験を積まなければなりません。

登録販売者になるまでのチャート

それでは、登録販売者になるまでの簡単な流れを表にして見ていきましょう。

1.登録販売者の試験を各都道府県にて受ける
 試験日程:年1回 実施日は都道府県によって異なります
 申込開始時期:試験当日から2、3月ヶ月前
 合格発表:試験日から翌月~2、3ヶ月後
2.合格して都道府県知事から登録を受ける
 ・過去5年のうちに実務経験2年がある人は4へ
 ・過去5年のうちに実務経験がない人は3へ
3.薬剤師、もしくは実務経験2年以上を有している登録販売者の指導のもと、
2年間実務経験を積む。

4.登録販売者として活躍

以上が、登録販売者として活躍するための流れになります。実務経験の有無が重要になってきますので、受験の際にはご自身の状況を把握し、しっかりと将来設計をして挑みましょう。