登録販売者有資格者はどれだけ稼げるのか

給料は高い?低い?

登録販売者は医薬品を扱う責任ある仕事をまかされるので、給料も高いのではないかと予想しやすいですが、某大手ドラッグストアの求人票を見てみると、一般的な正社員の初任給とそれほど変わりないことがうかがえます。

某大手ドラッグストアの初任給例

初任給(基本給・資格給)
正社員契約社員
四大学部卒 207,000円150,300円~
短大専門卒182,000円
高等学校卒167,000円

参照:登録販売者.com


パートタイム勤務の時給例

時給:820円+登録販売者資格手当150円

以上の表を見て頂くとわかりますが、正社員でもそこまで高給取りというわけではなく、その他の一般企業の初任給とあまり変わりません。年収に換算すると、一般社員でだいたい300万前後、店長クラスで400万前後が多いようです。しかし、パートタイム勤務で+150円の資格手当は実勤4時間~8時間に換算すると大きな収益となります。そういった観点から、パートタイムを希望する人は資格があればとても役に立つでしょう。

登録販売者を目指す前に知っておきたいこと

登録販売者は、毎年のように変更のある薬事法を把握していなければなりません。そのための勉強会や研修制度があり、資格取得後も勉強を続けなければならないので、資格をとったら終わりではなく、常に向上心のある人に向いている資格です。

また、登録販売者と接客は切っても切れない関係にある職ですので、コミュニケーション能力の高さがものを言います。ですので、接客業の経験のある人は活躍しやすいのではないでしょうか。もちろん、未経験分野で苦手かも、という人も、薬剤師や2年以上実務経験のある登録販売者の指導のもと、経験を積んでスキルアップしていくやる気があれば大丈夫です。